2017年6月1日(木)の作業内容
屋根のコロニアル瓦を抑える屋根鋼板
雨どいのつかみ金具などの
鉄製の部分は、サンドペーパーで
しっかりと磨き サビや細かい埃を
磨き、表面を均し、
また、塩ビ製の雨どいは、同じようにサンドペーパーで磨きますが
こちらは、塩ビ製の表面のほこりなどを磨き掃除の意味と
塗料が密着しやすくするための 表面にサンドペーパーによる
細かい傷をあえてつけるという意味合いがあります。
どちらの作業も 「ケレン」と
いいますが 磨くものによって
意味合いが違ってきます。
屋根鋼板を『ケレン』しながら
屋根鋼板の抑え釘が飛び出てしまっているものを見つけては
しっかりと打ち込んでいきながら 作業をしていきました。
専用ボンドを
旧シーリングをしっかり撤去し、
バックアップ材を入れ込んで
2面接着を確実にする準備ができた
目地にしっかりたっぷり
塗り込んでいきます。
窓やドア回りの旧シーリングはサイディングボードの継ぎ目の目地のように
完全に撤去することは 構造上できませんので
←前日までの作業で、
旧シーリング材を 削り取って
構造上問題のないところまで
削り薄くしております。
そこに 本日ボンドを塗り
新しいシーリング材を厚く打ち増していきます。
目地は 目地背面に接着させない 3面接着の防止が基本で大変重要です。
ボンドブレーカーや、バックアップ材などの3面接着を防ぐものを
埋め込んむという作業を省き3面接着をしてしまいますと、
シーリング材の特徴である建物の動きに追従するという伸縮性が失われて、
シーリング材がひび割れたり外壁材が傷んだり破損の原因になってしまいます。
建物を守るための重要な作業。
完了してしまえば しっかり施工したのかわからなくなってしまう
重要な作業は ほかにもありますが 全てが 重要で 意味のある作業です。
それから こちらのノンブリートタイプのシーリング材を
しっかり既定の時間 こちらの機械で 主剤と硬化剤を攪拌し
目地に打ち込んでいきます。
しっかりたっぷり
空気を押し出すように打ち込み
専用のへらで 空気を押し出しながら
均一に 整えていきます。
へらで 目地内の空気を押し出しながら シーリング材を均していきましたら
硬化剤が入っておりますので すぐに硬化が始まります。
少しでも シーリング材が乾いて硬化する前に
紙テープ養生をすぐに撤去します。
そうすることで 撤去するときに紙テープについてきて
伸びて汚くなる ということを防ぎ 美しいシーリングの仕上がりとなります。
ノンブリートタイプを説明するには、まず、『ブリード』とは
シーリング材の配合成分が表面ににじみ出ることをいいます。
ブリード物のシーリング材は、上に塗装した場合、塗膜を溶かしたり、
シワを発生させたり、べたつきで汚れが付着しやすく 汚れを生じさせます。