2018年9月19日(水)の作業内容
本日より こちらのお客様の大切な建物の塗装工事に入らせていただきます。
工事期間中は 何かと ご不便をおかけすることもあるかと思いますが
何卒 よろしくお願いいたします。
住宅の建物とガレージとしての建物がありますので
洗浄前にガレージ↓のシーリングの打ち替えをしていきました。
こちらの建物はサイディング壁ですので継ぎ目にシーリング材が打たれております。
旧シーリングは 古いゴムのようにカサカサに乾燥して
痩せてしまい シーリングの役目ができない状態になっていますので
全て撤去し 新しく打ち代えていきます。
サイディング壁におけます シーリングの役割は
サイディング壁は一枚の板の壁ではなくて、複数のサイディングボードを
外壁に張り合わせてできていますので、どんなにぴったりと並べ張り合わせたとしてものボードとボードの間には必ず隙間ができてしまいます。
そのため、敢えて目地という形で 少し広めに隙間をとり、
にコーキング材を詰め、密閉するということで、
サイディングとサイディングの隙間から、雨水などの水や汚れなどが浸入することを
防ぐ という働きがあります。
ですので 痩せて カサカサのシーリングは その役割を果たすことはできません
新しいゴムのように 柔軟でしっかり目地の両横面に密着していなければ
建物を守ることはできませんので
しっかりと古いシーリングは残らず撤去します。
シーリングを美しく打ち込み仕上げるためには サイディングの凹凸にしっかり隙間なく
目地に沿って専用の紙テープを貼り『養生』していきます。
凹凸に隙間がありますとそこから ぶに~っとシーリングがにじみ出て
仕上がりが汚くなってしまいますので しっかり張り付けていきます。
旧シーリングを全て撤去しましたら この作業が大事!
両横面には新しいシーリング材がしっかり密着しなければなりませんが
目地の背底面には逆に密着せず遊びが必要です。
あえて 瀬底面のはシーリングを密着させないのです。
そのことを 2面接着工法といいます。
そうすることで 建物の動きから サイディングボードに伝わる力を分散し
割れなどサイディングボードを痛みから守ります。
そのために 瀬底面に ほとんど接着力のないテープを瀬底面に添えていきます。
その後 目地にシーリングを確実に2面接着させるためのボンドを刷毛でしっかり塗り込み
シーリング材を打ち込んでいきます。
そしてすぐにへらで押し込み 空気を押し出しながらむらなく均し
シーリングが少しでも乾燥する前に養生を素早く撤去します。
乾燥が始まってから紙テープを撤去しますと
紙テープに乾燥してゴム状になったシーリングがビよ~んとついてきて
汚い仕上がりになってしまいますので 乾燥が始まる前に撤去しますと
このようにきれいなまっすぐの仕上がりになります。
ガレージの屋根と 住宅の屋根の瓦の抑え鋼板が 経年の動きにより
自然と釘が飛び出てきてしまうものです。
そのすべてを見つけ
釘を打ちこんでいきました。
後にこの部分にシーリングをしていきます。
釘の錆や雨水の滲み込みを防ぎます。
そして 建物、ガレージ ともに 屋根の抑え鋼板を『ケレン』磨き作業をして
錆や汚れを磨き均していきました。
建物の軒天井のボードの継ぎ目は金具です。
この部分の錆びておりましたので 磨いていきました。
軒樋 明日 高圧洗浄していきますが
この部分の 藻やコケを磨き あえて磨いて細かい傷をつけることで
塗料が密着性を増す目粗し(めあらし)としても 磨いていきます。
明日も よろしくお願いいたします。