窯業系サイディング壁の目地のシーリングを打ち代える作業に入ります。
こちらの 弊社おすすめシーリング材『オートンイクシード』を
お客様にお選びいただき 今回使用いたします。
弊社でも 様々なシーリング材をこれまで採用してきましたが
色々な面から考えまして とても優れたシーリング材です。
どんなシーリング材であっても、新しく目地に打ち込んだばかりのころは
柔らかいのは当然です。ですが一般的なシーリング材は
時間が経てば経つほど固くなり、スカスカ状態になってしまいます。
(輪ゴムが乾燥した状態のように)
今回ご使用の オートンイクシードは、
耐久性・耐候性の限界に挑む!と開発され
新開発の「LSポリマー」というものの誕生によって、一般的なシーリング材で
経年で流出してしまう※可塑剤 を配合せずに 優れた柔軟性を実現しております。
ということで 経年による 硬質化を防ぎ「柔らかさを長期間維持」してくれます。
※可塑剤とは
一般的なシーリング材の柔軟性を保たせることを目的として添加される添加物を言います。シーリング材の乾燥し亀裂を起こしやすいという性質を改善する役目があるのですが、その一方 耐久性・耐候性・汚染性・接着性を低下させてしまいます。
その上 可塑剤がシーリング材に入っていることから
塗装した後にブリード現象が発生し、新しい塗膜に黒ずみが起こりやすくなります。
なので 可塑剤が添加されていないシーリング材を使うということは重要です。
※メーカーさんの資料を使用しております。
シーリング材を打ち代えて その上から塗装をしますが
新しく塗装する塗料の耐久年数と合わせる。 または 塗料の耐久年数より
シーリング材の耐久年数 防水効果 柔軟性が長く保ってくれることで
建物のメンテナンスに掛かります費用を抑えます。
雨や乾燥 紫外線に強いオートンイクシードなら
そのことが可能となり次回のお塗り替えの際にも
シーリングに関しまして 補修程度でよい ということが期待されます。
シーリングの役割としましては
長期に渡り 建物を雨水などから守る 防水性が期待できなければなりません。
ということは 紫外線に強く劣化がしにくいことや
建物の動きに追従する密着性『耐ムーブメント性』『接着力』ということが重要となります。
繰り返し疲労実験
①50℃24時間30%圧縮
②23℃24時間放置
③繰り返し試験(±30%×4000回繰り返し、速度:5回/分)
上記の1サイクルを10年のダメージと想定して、
3サイクルの約30年分の疲労実験を実施し。
オートンイクシードは見事試験に合格しております。
↓上記の条件で15年分の繰り返し疲労実験をしたのちのそれぞれのしシーリング材の様子
↑一般的なシーリング材 ↑オートンイクシード
15年経過した後では、大きく劣化し 耐久性や伸び率に全く影響なく
柔らかさは全く保持できていません。 ムラのない均一性があり防水性を発揮し 充分に建物を守る力を発揮することがで きます。
ご覧いただいた様に、オートンサイディングシーラント、オートンイクシードが耐久性・耐候性・汚染性・接着性に優れているのは、可塑剤を含んでいない完全ノンブリードタイプでありながら、低モジュラスを実現したシーリング材だからです。
欠点はありません と 言いたいのですが
そんなことはなく 欠点もあります。
それは 乾燥がひじょうに遅いということです。目地に打ち込む作業が終わりましたら
しっかり乾燥に時間をかけます。
工期が短いことをご希望でありましたら オートンイクシードは不向きといえます。
下塗りの工程に進む事は オートンイクシードが理想的な状態になるまで出来ません。
じっくりと 正しい工法で施工をするという一つ一つが
質の良い仕上がり 期待されている耐久年数を実現させる ということに繋がります。
ということで オートンイクシードを使用して 作業を進めていきます🎵