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マンション屋上防水劣化状態

2020年8月25日

テナントなど入っております 5階建ての築40年以上ほどのマンションの

屋上の防水工事のご依頼を頂きました。

 

ご依頼のきっかけ

5階の住人の方よりオーナーさんへ

『雨漏りがして困っています。』とのご報告を受けて業者を探し始めたとのことです。

 

弊社へご依頼下さいました決め手

何社からかの見積もりをお取りになり 弊社のご説明とお見積もり内容・金額に

ご納得いただき、数ある業者さんの中より 弊社へのご依頼を決めてくださいました。

 

 

着手真上の状態

〇以前に何かを設置されていたのを撤去された後だと思われますが

その部分の保護・防水が激しく劣化して

かえって雨水などが浸透しやすい状態になっていました。

 

〇屋上平面の複数の箇所で 防水層の浮きや破れが発生しておりました。

こうなりますと 雨水が入り込み じわじわと浮いた防水層の中で広がり

広範囲で屋上素地(セメントやALC素材など)に浸透して雨漏りに繋がります。

(それらは、性質上ひびが入りやすいのでさらに雨水は浸透しやすいです。)

 

〇また、排水管につながるドレン部分ですが 設置の仕方や

屋上自体の勾配の関係から 排水がうまくいっておらず 晴天にもかかわらず

雨水がとどまっています。

そのような箇所が排水箇所以外にもありましたので屋根実態の勾配に

問題があると考えられます。

このような状態で 防水膜も劣化して破れが発生しておりますので

当然 雨漏りは 継続的に起こってしまいます。

 

屋上防水の劣化の状態の例 (ご注意ください。)

 

〇防水層に膨れが見られますと防水膜へ亀裂が入り役くなり

今回のように穴開きが生じやすくなります。

〇防水層の亀裂。防水層の下に水が溜まっている場合は雨漏りをする可能性は

とても高くなります。

〇ドレン(排水管に排水する部分)廻りの防水層の亀裂は大変雨漏りに直結します。

〇屋上など防水面の平面や立上りの入隅部分は 膨れが発生しやすく、

その後部分に亀裂や剥がれが起きやすい。

〇今回のように水が溜まるような形状ですと冬期間に凍害が発生しやすくなり、

新築や防水工事をされた直以後であっても

防水層は3年位で健全な状態を保てなくなります。

〇オーナ様には日頃の屋上の様子を確認していただけると良いと思います。

ドレン周りなど 砂埃が集まりやすく 雑草が繁殖する場合もございます。

放置されますと 雑草の根が防水層を突き破ることも有ります。

 

 

ということで 工事に入らせていただきます。

工事期間中 よろしくお願いいたします。

 


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