本日の作業内容は昨日の続きの 外壁目地へのシーリング作業です。
(「三面接着」と書いてありますが、誤りです。
正しくは『二面接着』です。失礼しました。)
『二面接着』の詳しいご説明は下記をご覧ください。
まずは、昨日の作業で
旧シーリングを全て撤去しました
全ての目地の底面に
接着性の非常に弱いテープを
←このように貼っていきます。
目地には、部材の温度差による伸縮、建物の揺れ、歪みによる
シーリング材に対するかすかな動きが 働いています。
このような「かすかな動き」に追従する、柔軟性のあるシーリングが
サイディング壁の目地には重要となります。
又、目地の底面へのみ シーリング材を密着させず、
側面の2面にのみ確実に密着させることを『二面接着』と言いますが、
底面まで密着させる 三面接着をしますと、
シーリング材が自由に動けず、かすかな建物の動きへの追従と緩衝
という目地へシーリングを打つ本来の機能を果たせなくなります。
その結果として、シーリング材の剥れ、ひび割れ等を引き起こしてしまいます。
このように、柔軟にシーリングがその役割を果たすため
『二面接着』にさせることが重要となります。
この作業も、シーリングを打ってしまえば
分からなくなってしまう小さな作業ですが、この作業がサイディング壁を
建物のかすかな動きによるヒビから守ってくれます。
目地の底面に接着性の弱いテープを置いた後、目地の両側面には、
新しく打ち込むシーリング材が確実に密着するよう
専用のプライマーという乾燥するとボンド性を発揮する材料を塗布していきます。
そしていよいよ、
シーリングを打ち込んでいきます。
←こちらのシーリング材
ビューシールを使用します。
1缶しっかり15分機械で撹拌し、 一度開封したらドロドロの状態から
固まってきますので作業は時間との闘いです。
目地にシーリング材を打ち込み、専用のヘラで空気を押し出すように
表面を均して整えます。
そして、打ち込んだシーリング材が乾きゴム状になる前に、素早く
紙テープの『養生』を撤去していきます。
その場、その場で打ち込んだシーリングが乾く前に
建物全体の目地へ この作業を繰り返し作業を進めていきます。
明日は、この作業に続きから、建物全体の目地への
シーリング材打ちを完成させていく予定です。
明日も張り切って作業をさせて頂きます!!