ご依頼いただきました 木製の玄関扉お塗り替え作業を
2日間をかけて施工させていただきました。
2~3か月前に 某塗装業者より
建物全体の塗装と一緒に
玄関扉を塗装してもらったらしいのですが、
すぐに新しい塗膜が割れて剥げてきた
ということで 施工をした業者へ
補修を依頼したところ 断られたとのことで
弊社へお声かけくださいました。
(写真は、クリックで大きくなります。)
拝見しましたところ すぐに剥げた原因は、
もともとクリア(ニス)仕上げだった玄関ドアに
相性の悪いペンキを塗装していたので
仕上がった当初はきれいに仕上がったように
見えますが、すぐに塗膜に異常が出るのは
当然です。
そのような場合には、一度もともとのクリア(ニス)塗膜を完全に撤去して白木に
戻してから 一から塗装をし直さなければなりませんでした。
塗装工事は、決して安い買い物ではありません。
また、塗装は必ずしなければならない工程を省いても 仕上げさえきれいならば
仕上がったばかりの時にはわからないものです。
ですが、すぐに塗膜がはがれたり 浮いたりしてしまい
補修は大変で、無駄に出費が発生してしまいます。
分からないことも多いと思いますが、工程などをわかりやすく説明をしてもらえるか、
質問に分かりやすく納得のいくように答えてくれるか、
見積書の内容が細かく書かれているか、など
信頼できる業者なのかをよく見極めてご依頼されるといいかと思います。
木材を極力傷めず、
旧塗膜を撤去するため、
専用の材料を扉全体に
塗っていきますと、
某業者の塗った塗膜と、
もともとのクリア(ニス)塗膜が
縮れて浮いてきます。
扉全体の塗膜が縮れて浮いてきたのを確認したら
全体を磨き、洗い流し、2層の旧塗膜を納得いくまですべてをしっかり取り除くまでに
上記の作業を5回ほど繰り返し 白木に戻していきました。
1日目の作業は、上記の作業です。
しっかり塗膜を撤去しました
木製の扉が洗浄をしたので
水分を含んでいる状態ですので
塗装をすることができませんので
1日目の作業はここまで
しっかり乾燥した2日目に
塗装作業をしていきます。
しっかり水分を吐き出した
木製の扉に
次の工程を施していきます。
まずは、昨日2層の旧塗膜を洗い流しましたが、水分の蒸発と共に
かすかな旧塗料が表面に浮いてきているかもしれませんし、
扉表面を滑らかに均すため、まずは、サンドペーパーで手磨きをして、
その後 より細かい目のサンドぺーパーで扉全体をじっくり磨いていきます。
木製の塗り替えで
旧塗膜と、新しく塗装をする塗料が
異なる場合は、
塗料同志の相性が合わない場合が
ほとんどです。
このように何重にも作業を重ね
完全に旧塗膜を撤去してから
新しく塗装をしなければなりません。
白木の状態の玄関扉に 外部用のステイン塗料にて塗装をしていきます。
ステイン塗料は、
- 日光や風雨に強い耐候性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期間木材を保護します。
- 木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作りません。
- 木の通気性を保つため木の呼吸を妨げないので塗膜のフクレ、ワレがおこりません。
- 木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮します。
- という特徴があります。
一度目の塗装をしましたら
たっぷりステインを塗った扉の表面を
押し込むように拭き、ステインを
ムラなく均一に均していきます。
1度目の塗装が乾燥しましたら
2度目のステイン塗装を扉全体にし
乾燥してから 3度目のステイン塗装をし
3度目のステイン塗装の乾燥を確認してから
クリア(ニス)を全体に塗っていきます。
クリア(ニス)塗装が乾燥しましたら、
表面を滑らかに均すため 再度
扉全体を目の細かいサンドペーパーで
しっかり磨いていきます。
仕上げにクリア(ニス)塗装を
扉全体に施し、
完成です
しっかり白木に戻してからの
木材に浸透して塗膜を形成せず
木材を守る材料で仕上げていますので
塗膜が、浮いたりはがれたりということは
ございません。
ご安心ください。
この度は ご依頼くださいまして
ありがとうございました。