4日土曜日の作業は、3日の作業の続きでしたので、内容は、同じですが、
3日の作業のほとんどは、窓回りなどのシーリングの痛みのほとんどない箇所に
シーリングを打ち増しした作業をしました。
4日の作業では、外壁のサイディングボードの継ぎ目の目地の古いシーリングを
まず撤去して新しく打ち替える作業をしました。
手元のアップで、より詳しく(?)シーリング打ち替えについてご説明いたします
古いシーリング材を残らず撤去していきます。↑↑
全ての目地の左右面にシーリング材を確実に密着させるためのボンド性を発揮する
プライマーをしっかりしみこませてきます。↑↑
全ての目地の背面には、シーリングが
密着しないように接着性の低いテープを
(バックアップ材または、ボンドブレーカー)
貼っていき目地の左右面にのみ
シーリング材が密着して、背面には
アソビを持たせます。(2面接着)
建物は温度変化などにより若干ゆがみや、
動きが生じますので、この動きに
ついていけるような打ち方をしなければ
なりません。
もし、3面を接着していますと、目地部の
伸縮にあわせて適度に動けなくなります。
横2面なら引っ張り合うだけで 目地部の伸縮
にも何とか適応してシーリング材も
切れたりしないのですが、
3面になると引っ張り合っているところに、さらに下から引っ張られるので
伸び許容の 限界を超して、切れたり、破断してしまいます。
ですので、サイディング壁のシーリング打ち替えの際この2面接着にすることは、
完成すれば見えなくなってしまう作業ですが、建物を守るのに大変重要な作業です。
サイディング壁の建物の塗装をお考えでしたら、まず必ずシーリングの打ち替えは
合わせてされることが大切です。
そのうえで、必ずサイディングの目地は2面接着にされることが重要です。
他の業者様とお打合せされる機会がありましたら、必ずこの件を確認することを
お勧めします。
それから、もう一つ重要なことは、前回もご説明いたしましたが、
必ずノンブリートタイプのシーリング材を使用することです。
そして、しっかり撹拌したシーリング材を打ち込みへらでムラのないように均し↑↑
シーリング材が少しでも乾燥しますと、養生をした紙テープにゴムのように
ビヨ~~ンとついてきてしまいきれいな仕上がりになりませんので
へらで均したらすぐにまっすぐ美しく仕上げるために貼った紙テープ養生を
撤去します。
これで、外壁のシーリング打ち替えの作業は終了しました。
今日は、鉄部分・木製部分を磨き均す『ケレン』や、
鉄製部分に錆び止め塗装をする『下塗り』をさせて頂いております。
GWも、日曜日以外は通常道理作業をさせて頂きました。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいまして大変感謝しております。
最後まで張り切って作業をさせて頂きますので
どうぞよろしくお願いいたします。