コーキング材・シーリング材
「シーリング」と「コーキング」ってどう違うの??
名称の違いについて
「シーリング」「コーキング」は、サイディング壁のお塗り替えなどを考えられる際に出てくるキーワードの一つです。 「シーリング」と呼んだり「コーキング」と呼んだり、一体どう違うんだろう、と思った方もいらっしゃることと思います。 あらかじめ形が決まっているものを「シーリング材」と呼び、チューブ容器に入っていて専用の押出し機であるコーキングガンで施工する樹脂性の物を「コーキング剤」と呼んでいることが多いようです。 建築現場では同義語として使われ、所属している会社などによって呼び方が変わり、厳密には決まっていないようです。 弊社でも「コーキング」と呼んだり「シーリング」と呼んだりしています💦 ここでは、シーリングに揃えて紹介していきます!外壁材を守る重要な「役割」
シーリング材とはサイディング外壁材の継ぎ目「目地」に充填する「防水材」のことです。 建物の水密性や気密性を建物の動きに追従し、「長期に防水性を維持させ、建物の美観を損なうような不具合を発生させず外壁材を守る」という重要な「役割」を持っています。 しかし、シーリング材の配合成分のひとつである『可塑剤』の流出が原因の「硬質化」や「痩せ」といった劣化現象が発生する場合があります。 劣化の症状としては、柔軟性を失うことで住宅壁面の自然な動きに追従できなくなり、『伸縮や振動』などが原因の亀裂・破断・剥離の発生や、自然界から受ける『紫外線・水分・熱』が原因の劣化が起こりやすくなってしまいます。 これらの劣化現象が発生してしまいますと、損傷は「加速的」に進行していきます。 シーリング材は、工事が完了すれば見えなくなってしまうため、役割をできるだけ長く継続させるには、工事中の細かく丁寧な作業がとても大切になってきます。シーリング材を打ち代える際に重要なこと
江藤建装のシーリング施工のお約束
●旧シーリングを打ち替えのため撤去する際に、目地から旧シーリングの残りカスもないようにしっかりと撤去する。 ●目地内の両横面にはシーリングを打つ前に専用のボンドを塗布し、確実にシーリング材を密着させ、背底面には密着させず建物の動きに追従させるための「アソビ」のためバックアップ材や、ボンドブレーカーを必ず目地背底面に設置する。 という《2面接着》工法を確実に行えるように施工すること。(ボンドブレーカーやバックアップにはシーリングが接着しないようになってます) どのような性能のクラスのシーリング材を、サイディング外壁の目地に打ち込むとしても施工方法がきちんと信頼できる確かな工法を取っていなければ、シーリングの《サイディング外壁材の継ぎ目「目地」に充填する「防水材」。建物の水密性や気密性を建物の動きに追従し、外壁材を守る》という重要な「役割」をシーリングの耐久年数の間、果たすことはできずに早い劣化が訪れることになってしまいます。 目地内部のことですので、シーリングを打ち、お引渡し時に完成が美しく見えてしまえば、このような工程で作業をされたのかは分からなくなってしまう作業です。 ですが、せっかくお客様が安くはない金額で建物を守るために外装をリフォームされるのですから、その信頼にお答えして感謝の気持ちで真摯にお客様の大切な財産であります建物に向かい合っていきたいと常に考えております。 施工方法を確実にさせて頂くということは、他の作業もともに、弊社にとりまして当然のことであります。 その上で、ここではシーリングのそれぞれの性能をご紹介させていただき、お打合せの際にご予算や、使用箇所、建物に応じた、シーリング材をお客様と一緒にお選び・おススメさせていただきたいと思います。ボンド ビューシール6909 (コニシ)
2成分形ポリウレタン系 シーリング・コーキング材です。
(以下ここではシーリング材と呼びます)
※2成分形とは??
シーリング材には 「1成分形」と「2成分形」の2種類があります。
2成分形シーリング材とは、基剤と硬化剤が別々になっており、
仕様直前に基剤と硬化剤をしっかりと攪拌機を使用して
混ぜるて使用する 反応硬化タイプのシーリング材のことを言います。
1成分形シーリング材とは、空気中で自然に硬化していくタイプのシーリング材です。
主な硬化タイプは、湿気硬化・酸素硬化・乾燥硬化・非硬化(油性コーキング:皮膜を形成し内部は非硬化状態)となります。
「ボンド ビューシール6909」は、ポリウレタンを主成分とする
高性能建築用弾性シーリング材です。
ポリウレタンは、
・柔軟性と弾性が優れている
・防振効果・防音効果を持ち衝撃に強い
・引っ張られることに強い
・油に強い
・耐薬品性に優れている
・低温特性に優れている
という良い面と
・耐熱性に弱い
・空気中の影響を受けやすい
・紫外線の影響を受けやすい
・熱の影響を受けやすい
・微生物などの影響で徐々に分解されてしまう
上記の弱点により、
環境によっては 自然に徐々に劣化しやすい
ということが言えてしまう面もあります。
優れた密着性を持ち
上に塗装する塗膜に対してもほとんど汚染を生じさせませんので
上記の弱点を考慮しましても 塗装仕上げを施す目地に最適です。
◆用途としましてはどのシーリング材にも当てはまりますが、
・サイディング材・ALC材・コンクリート、モルタルの各種塗装の目地
・窓枠まわりの塗装目地
※ガラスまわり、金属間目地および露出目地には適しません。
●専用プライマーの使用により、各種被着材により強固に接着します。
オートンイクシード
初めにも書きましたように
シーリング材・コーキング材には 外壁材の隙間「目地」に充填し
「防水材」として建物の水密性や気密性を保つという重要な「役割」を担っています。
シーリング材・コーキング材に求める必要な《役割》は、
☆長期に防水性を維持すること。
☆《美観》を損なうような不具合を起こさないこと。
シーリング材・コーキング材の劣化原因には
・シーリング材・コーキング材を柔らかくするために添加されている
『可塑剤』の流出が原因で起こる硬質化や痩せ。
・住宅壁面の『伸縮や振動』などの自然な建物の動きが原因の
亀裂・破断・剥離。
・自然界から受けます『紫外線・水分・熱』が原因の表面劣化。
が代表されます。
・可塑剤は、紫外線、雨、温度変化、経年など様々な要因で
シーリング材・コーキング材から分離していきます。
この現象をブリードと言い、可塑剤が分離してしまいますと
柔軟性と弾性が失われているので、ボロボロに崩れていきます。
きちんと誠実な施工をさせて頂くということは大前提ではありますが
コーキング材・シーリング材自体の特性としまして
劣化現象が同時に発生いてしまいますと上記のように
損傷は「加速的」に進行します。
役割を長く継続させるには、劣化・損傷に強い「耐性」を持つ
シーリング材・コーキング材を選ぶということも
選択肢として考えられることをおすすめいたします。
オートンイクシードは経年で流出してしまう可塑剤の代わりに
新開発された『LSポリマー』という成分が配合されています。
可塑剤と異なり、流出しませんので弾性を超長期間発揮します。
オートンイクシードをお勧めする2つの耐性
耐候性、耐久性、建物の自然な動きに追従する力(弾性と伸び率)
オートンイクシードは求められる耐久性を合わせ待つ理想的なコーキング・シーリング材といえます。
促進耐候試験4000時間に耐えることができる実力!
実時間20年相当を超える圧倒的な耐久性により大切な建物を守ります。
耐候性、耐久性、建物の自然な動きに追従する柔軟性(弾性と伸び率)、
オートンイクシードは全てにおいて理想的なシーリング材・コーキング材です。
この他に優れたシーリング材には非破壊性が求められます。
非破壊性とは ものが壊れない・破壊されないという意味で、
接着破壊(凝集破壊)が起こらないという設計をいいます。
外壁の強度とシーリング・コーキング材の接着力、
その両方の強度の吊り合いが取れないと以下のようなことが起こります。
☆外壁の強度 < シーリング材の接着力と強度と伸び率
外壁の強度よりもシーリング材の接着力が強く、シーリング材の強度が高くて伸び率が悪い場合、外壁が破壊される可能性があります。
☆外壁の強度とシーリング材の強度と伸び率 > シーリング材の接着力
外壁の強度とシーリング材の伸び率(張力)がシーリング材の接着力より勝っている場合、接着面から剥がれてしまう可能性があります。
☆外壁の強度とシーリング材の接着力 > シーリング材の強度と伸び率
外壁の強度とシーリング材の接着力がシーリング材の伸び率と強度より勝っている場合、シーリング材が破断してしまう可能性があります。
普通のシーリング材の場合、劣化でサイディングボードとの接着面から剥がれてしまうことがほとんどです。
剥がれた面からサイディングボードへ雨水が染み込み、乾燥や凍結を繰り返すとその部分が弱くなっていきます。すると、今度はサイディングボードの強度が低下しているので、ひびが入りやすくなます。
オートンイクシードは接着力も高く、耐久性も高いのでこういった心配もありません。
非破壊性とは文字通り、ものが壊れない・破壊されないという意味で、接着破壊(凝集破壊)が起こらない設計です。
外壁の強度とシーリング剤の接着力、その強度の吊り合いが取れないと以下のようなことが起こります。
お選びになります塗料とシーリング材の耐用年数を近いものにされますと
次の塗り替えまでにシーリングの打ち替えの必要なし!
ボンド ビューシール6909
【コニシ】
用途は、
●コンクリート・モルタル・サイディング外壁材の各種塗装目地
●ALCパネル間目地
●窓枠まわりの塗装目地
特徴は、
💐低モジュラスであるため
建物の動き、伸縮に対する追随性に優れています。
動きの影響の大きい幅の広い目地などに適しています。
💐被塗装性良好(ノンブリードタイプ)
『ノンブリード』とは、ブリード汚染を起こしにくいシーリング材のことです。
シーリング材には、弾力性を持たせるための可塑剤という添加剤が配合されています。
上に塗る塗料との相性によっては この可塑剤の成分が表面に浮き出てきて、
周囲ににじみ出していきます。
これを『ブリード現象』と言います。
そして、にじみ出した油成分に空気中のゴミや誇りなどが付着してしまい
そのシーリングが打ち込まれている箇所が酷く汚れて『ブリード汚染¥』していきます。
つまり、『ノンブリード』とは、
この原因となる可塑剤という添加剤を含まないシーリングキング材のことを言います。
💐反応硬化型
使用時にシーリング主剤と硬化剤を規定量混合して
規定時間しっかり攪拌して使用するタイプです
オートンイクシード
(オート化学工業株式会社)
近年シリコン塗料を上回る高耐久塗料など、
機能性の高い塗料が多く開発され 弊社でもそのような塗料を使っての工事のご依頼が 増えており、一般的になりつつあります。
耐久年数で言うとたその塗料の特徴を発揮できる年数が15年以上というものも
珍しくありません。
このように塗料は進化し、今後も素晴らしい発展をしていくでしょう。
ですが、シーリング材はどうでしょうか。
そこまで細かい知識を持っている業者や職人が少ない
という現状もありますが、
塗料の進化 に伴ってシーリングの性能も高耐久のものに
変化させていく必要が出てきました。
そこで、今回ご紹介させていただくのは、
長期耐久型ハイクオリティーシーリング材です✨
これまでのコーキングの耐久年数は3~5年程度でしたが、
オートンイクシードは20~30年と高い耐久性を発揮します!
シーリング材の損傷は 配合成分のひとつであります
『可塑剤』の流出 が原因の硬質化、痩せ。
住宅建物の外壁面の『伸縮や振動』などの微細な動きなどが原因の
亀裂・破断・剥離。
自然界から受ける 紫外線・水分・熱 が原因の表面劣化。
が代表されます。
劣化現象は、同時発生することがほとんどです。
そうしていきますと加速的に劣化は進行してしまい
シーリング材は想像を超える速さでその「役割」を果たせなくなってしまいます。
役割を長く継続させるには、
劣化・損傷に強い「耐性」を持つシーリング材を
選ぶことが一番の近道となります。
住宅用シーリング材に求められる『二つの耐性』
☆耐久性☆長期に柔軟性(伸縮性)維持に必要な耐性
☆耐候性☆長期に美観(意匠性)維持に必要な耐性
💐耐久性・耐候性の限界に挑み、
新開発『LSポリマー』の開発、誕生により、
経年で流出する「可塑剤」を配合せずに優れた柔軟性を実現しました。
経年による硬質化を防いで柔らかさを長時間維持します!
💐オートンイクシードは新技術の汚れ防止成分
『CRオリゴマー』配合によって、シーリング材の硬化初期のベタツキを軽減して、
シーリング材への汚れの付着を大幅に抑えることに成功しました!
大切なお住まいの外装材の一部として、美観にもしっかりこだわっています。