H28.6.3(金)の作業内容
窓や、ドア回り、 先日旧シーリングを撤去しました
外壁材 サイディングとサイディングの継ぎ目の目地に
新しくシーリング材を美しく打つための
『養生』をしてから シーリング材を確実に密着させるための
『下塗り』として シールプライマーという
乾燥するとボンド性を発揮する材料を塗布していき
目地には 建物の動き、外壁材の動きに追従し 外壁材のひび割れなどを防ぐため
目地の両側面には確実にシーリング材を密着させ、
背底面にはシーリング材を密着させないために ボンドブレーカー という
粘着性のほどんどないテープをすべての目地の背底面に貼っていきます。
シーリングを打ち込んでしまえば わからなくなる作業ですが
このひと手間が 外壁材の耐久性を大きく左右する大切な作業です。
シーリング材を(硬化剤と主剤というものを)規定の時間むらなくしっかり
攪拌していきます。
このシーリング材は 乾燥後 上から塗装をしても 塗料を変質、変色させない
シーリング材です。
一般適期なシーリング剤は 作業性を向上させるために
可塑剤というものが入っています。
可塑剤(ゴム状にさせる成分)が多いシーリング材は経年による変化で
樹脂成分と可塑剤が分離します。
この現象を『ブリード』と言って シーリングが硬くなってしまいます。
硬くなったシーリングは剥離やひび割れを起こします。
塗装が目地の上だけ変色し、べたつくことがあり、
そのべたつきに埃が付着して、表面が薄黒く変色してしまうことがあります。
この現象は『ブリード汚染』と言い、これを未然に防ぐには、
比較的汚染しにくいノンブリードタイプ(可塑剤が入っていない)の
シーリング材を使用する必要があります。
ご注意ください。
せっかく高価な塗料を使用して 仕上がりが美しくても
耐久年数を迎える前に 他の部分はきれいでも
目地の部分だけ 色が黒っぽくなってしまう可能性があるので
シーリング材はどのようなものを使用するかチェックすることは重要です。
よく攪拌したシーリング材をせんようの工具に詰め打ち込んでいき、
専用のへらで シーリングを押し入れ空気を追い出し 均していきます。
シーリングの乾燥が始まる前に 養生を撤去することが
きれいに仕上げることに重要ですので その都度撤去していきます。
シーリングの打ち込み作業は完了いたしました。
来週も よろしくお願いします。