2018年10月26日(金)の作業内容
本日よりこちらの玄関扉の塗り替え作業をさせていただきます。
以前に玄関扉を塗装したときに 奥様は
木目の活かされた仕上がりになる塗料で塗装されるものとお思っていたが
完成すると ペンキでべったりと木の質感のない仕上がりだった ということが
長い間 気に入らなかったそうです。
裏面は塗装がされていませんので 今回は表面のみのご依頼です。
また 木枠には 電子キーがついているので 着手はしておりません。
先ずは そのペンキを 玄関扉の木製の素地から 浮かして 剥がしとっていきます。
↑剥離剤です。↑
剥離剤を むらなくしっかり 全体に塗布して ビニールで覆い浸透させます。
しばらくしますと 旧塗膜が チリチリと浮きながら縮んできます。
それを 玄関扉を傷つけないように 慎重に削り取り除きます。
一度 全体を取り除いても まだ 前回の塗料は木製の扉に浸透しています。
もう一度 剥離剤をしっかり塗布し 浸透させますと やっぱり 旧塗料が浮き出て来て
同じように 縮れて浮いてきています。
この 剥離剤を全体に塗布して 浮いてきました 旧塗膜を 扉が傷つかないように
しっかり削り取り除き という作業を4回繰り返し
旧塗料が木扉に残りがないようにしていきましたら しっかりお水で
剥離剤・旧塗料を磨いたカスなどしっかり洗い流して磨いていきます。
その後 水気をふき取り ランチ休憩の間
水洗いしました扉も 作業ができるくらいに 水気が切れていますので
次の作業は シミ抜きの作業をしていきます。
こちらの シミ抜き材を使用します。
美しい木肌をいつまでも!木質をいためず作業が可能な洗浄剤です。
使用後、変質・変色も無く、木肌本来の美しさをよみがえらせてくれる洗浄剤です。
鉄錆(さび)・雨ジミ・手垢(あか)等のシミ・汚れ落とし
杉材の地黒部の赤味復元、日焼けした木部の復元に適しています。
また、塗るだけで木部のカビ落とし、日焼け落とし、白木の漂白、をしてくれる
とういう染み抜き材です。
今まで 表面がペンキで覆われていましたので ひどいシミなどはありませんでしたが
シミがないように見えなくても その要素がありますと 塗装完了後に浮いてきますと
美観を損ねますので しっかりと 染み抜きの作業もしていきます。
染み抜き材2回目塗布
染み抜き材は 塗布をして しっかりと浸透させ
そして 乾燥で シミなどの要素が浮き出て来て を3回繰り返し
そして しっかり浮き出て来てくれた シミなどの要素を洗い流していきました。
一晩しっかりと 乾燥させていきますので 本日の作業は ここでおしまいです。
玄関扉をこの状態で 玄関に戻して また 明日 玄関扉を外し
作業をさせていただきます。