塗装工事など全て完了し、屋上棟屋の防水工事をしていきました。
防水層が劣化し すでに着工前に雨漏りがしているということでしたので
外壁からの雨水の侵入はシーリング打ちや塗装で治まったようですが
こちらの劣化も建物を守るためには気になりますので 防水工事をさせて頂きました。
劣化した旧防水層を撤去していきます。
防水層はとても厚く撤去するには 全て手作業となります。
設置面を建物と分離させ 建物を傷めないように撤去します。
撤去 掃除を完了させ 屋根素地自体の亀裂箇所などの確認をして
モルタル補修をしていきます。
しっかりと 屋上の防水工事をしていきます素地の補修をしていき
そして そのモルタル補修をしっかりと乾燥させて、
防水層を確実に密着させるための下塗り ボンド塗布を全体に行って
全体の元気のない状態の肌質を整え ボンド性も加えていきます。
床面全体にも ムラなくたっぷり塗布します。
今回使用します防水工事での材料は こちらのサンタックIBです。
今回使用しておりますサンタックIBシートは、長期間日光暴露しても変質せず
非常に耐久性に優れています。
サンタックIBシートは、「塩化ビニル樹脂系防水シート」なので、自己消火性があり、
一般的なゴムシート防水層と比較しても外部からの飛火などに対して、
難燃性に優れています。
水蒸気の透過性が大きく、下地に水分は万一あったとしましても(湿気など)
シート表面から徐々に排出し、脱気筒設置の必要がなく、
フクレのおこらない防水層を形成できます。
サンタックIBシートは、強度が大きく、耐摩耗性に優れています。
また、夏の高温下(例えばシート表面60℃)でも、一般軟質塩ビの常温下(シート表面20℃)での強度と同程度の強度を保持します。
という強度の高い特徴を持っています。
シートルーフィングを全体に貼りつけていきます。
継ぎ目や立ち上がりに注意し得 しわのないように隙間なく敷き詰めて
角を抑えていきます。
角専用の部材にてしっかり角を保持します。
全ての角や 立ち上がり上部に抑えるため設置します。
こちらは 床面に固定する部材で
シート防水を貼りつけるための上写真の角を抑えている部材と同じ素材のものです。
↑このくらいの間隔で 床面全体に設置していきました。
排水ドレン部分も漏れることがないように注意深く抑えを設置します。
立ち上がり上部の抑え部材をぐるっと防水施工をする立ち上がり全体に設置
そして いよいよ下準備が完了しましたら床面へ塩化ビニル樹脂系防水シートを
敷き詰めて
シートを貼りつけるために先ほど同間隔に設置しております部材と
塩化ビニル樹脂系防水シートを熱で溶かし接着させます。
溶接のような感じですね。ですので確実に密着します。
このように 一列 シートを敷きましたら 上記のように接着をさせ
また、次の一列シートを敷き 接着 といったように 施工を進めます。
角は、角を抑えるために設置しております部材で
同じようにお互いに溶かして接着させます。
立ち上がり上部も同じく上部の抑え部材と接着します。
ドレン周りは 排水溝に雨水が流れ込むように傾斜がありますので
しっかり傾斜に沿わせ 密着させ シート防水の弛みのないようにしていきます。
このようなタイプで 雨水が集中する排水溝周りから
シート下への雨水の侵入を防ぎます。
しっかり接着しておりますが 念のため 同じ素材の補修材にて
雨水侵入を防いだり めくれなど劣化を防ぐため抑えて隙間を無くします。
また、角の部分 専用の角の継ぎ目を守るシートを設置
熱で溶かし合い接着
めくれを防ぐための補修をして
完成です。
同じように めくれ劣化防止の作業。
念には念を入れ 充分に確認をして 確実な防水層を作成していきました。
ご依頼いただきました全ての工事を完了することができました。
長い期間ではありましたが
ご入居テナントの皆様のご理解 ご協力により 当初の計画工事日数より
早く 工事完了させていただくことがでました。
この度は 誠にありがとうございました。
また、オーナー様 この度は ご依頼下さいまして
誠にありがとうございました。
また。お困りなことがございましたら
いつでも ご連絡お待ちしております。