外壁のサイディングボードのつなぎ目の目地に、 旧シーリングの上から塗装されています。
以前のシーリングを打った際に使用した
シーリング材の性質のせいで、
シーリングの上から塗装した部分の色が
黒く変色しています。
この現象を「ブリート」と言います。
ブリードとは塗装膜に粉ふき、にじみなど、
美観を損なういろいろなトラブルが発生する
ことです。
それを引き起こす原因はシーリング材に含まれる
可塑剤、つまり柔軟剤のことです。
柔軟剤が入っていると、表面に塗り重ねた場合、変色が起こる場合があります。
耐久性に影響はありませんが、塗装は、もちろん美観も大事ですので
せっかく性能の良い塗料で塗装をしたものの、次の塗り替えまでにシーリングの
ブリートによって美観を損ねるようなことがないよう、
ノンブリードタイプの可塑剤が入っていない物を使用することが必要となります。
まずは、打ち替えをする箇所の
旧シーリングを全て撤去して、
シーリングを確実に密着させるために
『下塗り』として、
専用のプライマーという
ボンド性を発揮するものを塗り、
ブリード現象の起こらないノンブリートタイプのシーリング材を
既定の15分間よく撹拌して使用します。
シーリング材を打ちで、ヘラで押し込み均し、
シーリング材が乾燥する前に、紙テープ養生を
素早く撤去する。
という作業の繰り返しで、
打ち増し、打ち替えの作業をしていきます。
本日も、この作業の続きです。
よろしくお願いします。